京都人になりきれない

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認知特性を知って強く生きよう/医師のつくった「頭のよさ」テスト

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もやもやもやっとしていた週末、本屋で帯のキャッチコピーが目に入り、衝動的に買った1冊。

 

何にもやもやしていたか。
 
①文字を一緒におべんきょうした時の、子どもの集中力の無さにです。
②そして日々の仕事における私の無能さにもです。
 
子どもにしても自分にしても、認知特性を十分に見極めて、極小でもエエトコを磨きに磨いてサバイブしてくしかないよねと最近強く思っているところに、
 
「うちの子の才能がやっとわかった」「自分に自信がもてた」と書かれた帯につられてしまったわけです。
 
”「一人ひとり生まれながらに備わっている資質や能力を最大限に活用できる人」こそ真に頭のいい人ではないか”
というプロローグから始まる本書。
人にはそれぞれの認知特性があり、それを知ることが、そういう人になれる最大のカギである!
ということで35問の問いに答え、自分の認知特性をはじき出します。
あぁなんか希望が持てる!と、ずんずんと問いに答えて点数を一生懸命数えてみたのだけど、結論としては、
 
このテストで今後の方向性が示されることはありませんでした。
なるほどねぇ、と思う結果が出たわけでもありませんでした。
グラフに示すと、やはりものすごく偏りがあることはわかりました。
 
はい終了。
 
、ということでもなく、スッキリハッキリはしないけど、子どもと共にがんばっていこうと思えたのは、発達小児医である著者の筆致が押し付けがましくなく、客観的ですごく好感が持てたから。
「職業は認知特性とどのような関係にあるか」という章で提示される事例のところで、
 
<事例4>患者にうまく説明できない内科医
これは、私のことです。
 
と著者自身の弱い部分が羅列されていて、それがまた私の悩みを代弁してるのか、という内容で、そこだけでもこの本を読んだ価値があったよ。
自分を客観視して弱いとこは何らかの方法で補い、強みにとにかくフォーカスを当てようと改めて考えられるように。
 
子どものことで言うと、まぁわたしの偏りをしっかり受け継いでるようで発達に凸凹があることを悩んできたわけだけど、著者は全面的にそういうとこを「特性」と捉えていて勇気づけられもして。
 
自分と子どものいいとこ探しの旅を再開しよっと。